「002」

この国は死んでしまったのだろうか
人間は人間まで捨てんのか
宇宙に服役してるみたいだ
僕の間違いを今すぐ正して

背中合わせで構わないから 君の声を聴かせて

少しずつ日が落ちる 星が昇る
じゃあまたねと誰かが歩き出す
いつか力尽きたらその時は
仲良く空に並ぼう

またひとつ命が消えてしまった
また少し地球が軽くなった
今日が終わる頃には 何も無かったように
僕も眠りにつく

せーので鳴かずに吠えろ もっと大きな声で逆らえれば良い

お願い僕を押さえつけたりしないで
逢いたい時に逢えたらいいのに
何度目の春もこうして
仲良く傍で眠ろう