「朝になっちゃえば」

あなたのほしいものぜんぶ
あなたを満たすものぜんぶ
あたしが持っていればいいのにね

あたしの死んでく手は
抱えてつらい欲望は
あなたのうでのなかで呼吸をする

かわっちゃうよ人は 大人になったら
そしてそれを見守るやさしいあなたも
忘れる

おやすみをするたび
周りだけが育つ
空を憎めど とおい

ただひたすら
米を食べ 毒を吐く

どこにいったの あたしのおくすり
どこにきえたの あたしのともだち
返して
あたしに返して

もとに戻して