「珈琲牛乳」

ちっちゃい波がさらったの
一瞬はまさに悪魔で
あなたの言葉も・・

噛んだストローは尖って
ケンカはまさに土壇場で
あたしに手を振る・・

暑さのせいかな
汗かな涙かな
少し飲みすぎたあたしが
のぼせないようにしてくれたのかな

あまいミルクを入れすぎて
あたし苦い味に気づけなかった
かえりみちに残した半分が
夏のにおいに溶け・・

ちっちゃい夏がさらったの
一瞬はまさに悪魔ね
知りたくなかった・・

噛んだストローは尖って
もすぐあたしおっことす
忘れてほしくない・・

蝉がうるさいな
おはなしはここまで。
後に残ったのは
しばらく絡まって離れない苦い唾

あまいミルクを入れすぎて
あたし苦い味に気づけなかったんだ
かえりみちに残した半分が
夏のにおいに溶け・・