「はだいろの木」

はだいろの木 枝を選んであなた蜘蛛の気
あたしこれがありのままよ
なんかさみしい

鎧を着たひとの中身はこれだ はだいろの木
不安だからあなたはあたしを損か得か見てる

誰にそっと言う言葉も
風無しでは届かない
わかってるよみんな同じこと
生きていかなきゃいけない


はだいろの木 枝を選んであなた蜘蛛の気
あたしこれがありのままよ
なんかさみしい

実を付けて葉の落ちる秋や冬を想いながら
動く人があたしの花を見てるのを見てる

夜にそっと枝を伸ばして
月に歩いて行きたい
好きに生きてる
好きに生きてるなら泣くな
って言い聞かせる

さらさらの砂を掘って濡れたとこを探してやる
どこまでも砂を掘って濡れたとこを探してやる

誰にそっと言う言葉も
風無しでは届けられない
好きに生きてる
好きに生きてるから泣くんだ

ってつぶやく