「メットロノーム」

夕べあたしにおちた誰かの名前はもう 忘れてしまった
ステキな服もあたしの指でちょっとしたら 抜け殻になった

秒針が刻まれるせい?
追われる様に邪魔ばかりがうるさい
今まで何をしてきたの?
この手には未だ何も無いのに

いつかっていつか
誰か教えてよ
あたし逃げるほど強くないし
心がつぶやきはじめてもう..
バイバイ バイバイ

あたしがおちた甘い世界は実体の無い存在だった
手に入れるより守りつづける方がずうっと難しいことだった

灰色の空みたいによく鳴く
からっぽの歌からは何もでてこない
嘘をつきたくないのは
自分を嫌いにならないように

空も飛べないあたしが目指すのは
あの雲よりも高い場所
夢を見るのはこれでおしまいかい?
バイバイ バイバイ