「ぱっぱ」

一体どうしたの
言葉がないよ
わかんない だけど
そばにいて..

赤や黄色じゃないふたり
あわさって
空に透かして見つめて
育ってゆくもの

約束なんてしない
逢いたいだけじゃない
あたしを広げて 何度もうなづいて
触っていてほしかったのに

どこへも行かないでね
口に出すのがこわくて黙ってたあたしが
何故だか寂しげで
ひどく遠い眼をした
あなたの最後の言葉の内側へ
「僕が何を言っても 君は変わらない」

あなたの背中に揺られて
甘くて覚めない夢を見ていた
かえりみち
もしも あたしが散っちゃって
あなたの水があふれて
そのあと どこへゆくの

完成なんてしない
できないまんまでいいよふたりは壊れてしまったら
二度と戻れないこと
あたしはしっていたのに

伝われ
この両手の中で
あたしの心臓はいつだってうるさくて
あたしはここにいる
他の誰でもなく
あなたを一番に想うもの
「おいてけぼりにしないで あたしもつれてって」