「幸せの感じ方」
どうしてあたしがここにいることが
こんなにも不自然なんだろう
どうしてこんなに胸は騒ぐのに
走ることができないんだろう
明日世界が急に
君の手に落ちる訳じゃないけど
何もせずにいられない
額からこぼれる汗が憎い
どうして昨日信じられたものに
たやすく今日は不安になるんだろう
すばやく確かな道を選んで生きる人間が
よほど不確かだ
たぶん本当のところは
誰しもが同じように不安で
曲がり角で何度も
確かめるように周りを見るんだ
あたしも君も大人になって 転ばないように歩きはじめて
言えないことを言えないままにしてきたのかなあ..
あんなに創りあげてきたものが
壊されるのは一瞬だった
たいして長くないものに巻かれて
生きるよりは魅力ある出来事だ
忘れちゃいけないのは
上手な身の守り方じゃなくて
自分にしかできない
上手な幸せの感じ方
さよならしなかったのに めいっぱいの背伸びがいつからか
見えないものを見えないままにしていたのかなあ..