「戦わない時」
煙を吐きだめたあたしのそれを好きなようにして
届かない歌なんて あるわけないと今も思いたい
あたしが壊れてしまったこの日々は
壊したあなたも壊すから痛いのに
自分を刺そうか
眠ったり 隠れたり
でも居なくなってしまった訳じゃない
戦わないと
かわいいお宝だ たとえば寝顔
何度も背中を押された
もう今は何も感じない
人形になりたい
時間は過ぎる 戻れないのに過ぎる
世界のことが少しずつ怖くなる
しあわせにしたい人が
生きにくい 息しにくいのを
ノートみたいに見ている
戦えない時